2014/05/15

新緑に聴くヴァイオリンとチェロの調べ

文化センターで開催といっても定員700名のホールではなく、「ホール/ロビー」と案内されているコンサート、どんな感じなのだろうかと気になっていたので行ってみました。
http://www.kitamoto-cultural-center.com/blog/2014/04/16-2abd.html

今日で16回目を迎えるという東京音楽大学提携シリーズのサロンコンサートは、ホールに入ってすぐのロビーエリアにステージを作って椅子を並べて定員120名。平日昼間の開催にも関わらず満場感があり、椅子も追加されたようです。

出演

ヴァイオリン: 大谷 桜子
チェロ: 河内 由衣子
ピアノ伴奏: 秋元 一夢

第1部

クライスラー: 愛の喜び, ヴァイオリン+ピアノ
クライスラー: レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース, ヴァイオリン
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1, チェロ+ピアノ

第2部

サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン, ヴァイオリン+ピアノ
サン=サーンス: 「動物の謝肉祭」より"白鳥", チェロ+ピアノ
プロコフィエフ: 「ロメオとジュリエット」組曲第2番, ピアノ
ハルヴォルセン(ヘンデル): パッサカリア, ヴァイオリン+チェロ

アンコール

エルガー: 愛の挨拶, ヴァイオリン+チェロ+ピアノ

15分の休憩を挟んで、演奏時間はちょうど1時間程でしたでしょうか。演奏者自ら曲の紹介をしたり、進行役の方との受け答えを交えながら和やかに進みます。

学生の演奏披露の場としてこれだけの観客を集めながら、ホール使用料の工面やらチケット販売のノルマやらを心配せず、演奏に専念できる機会はとても貴重なのだそうです。

アンコールが終わって万雷の拍手を受けて、初々しくはにかみ、嬉しそうに応えていた学生演奏家の皆さんの表情がとても印象的でした。学生さんは毎日厳しい練習に明け暮れるも、披露の場が無いとモチベーションを保つのも厳しくなるそうです。

プロの演奏家になったら、ホールで演奏するために、また北本に来て欲しいですね。

[2014/5/15(木), 14:00 開場/14:30 開演, 北本市文化センター ホール/ロビー]


次回の東京音楽大学提携シリーズは、、、

第17回 ふたつの声のサマーコンサート
テノール: 吉田一貴, ソプラノ: 横山和美, ピアノ伴奏: 森光平
7月17日(木) 14:30 開演

http://www.kitamoto-cultural-center.com/blog/2014/05/17-7971.html
その前に、ロビーを使ったサロンコンサートとして、、、

きたもとサロンコンサート Part 1
尺八演奏家 入江要介の世界
6月20日(金) 14:30 開演

http://www.kitamoto-cultural-center.com/blog/2014/04/26-part-1-43ab.html
いずれも入場料500円、全席自由で定員120席です。